
わたくし、キャメらんですわ

水戸の美味しい和菓子を見つけましたわよ〜。
飯野屋製菓の黒糖どら焼きですの



飯野屋製菓は、明治38年に創業した和菓子屋ですわ。
現在のご店主飯野修司さんは四代目。
東京は、三鷹、吉祥寺、東久留米などに店を持つ武蔵野和匠高円(わしょうたかまど)で7年間修行された後、先代の味を引き継ぎながらも試行錯誤を重ね、新たな商品を生み出してきましたわ。




お店の代表商品である黒糖どら焼きは、皮の柔らかさを追求し、機械を使わず手作業で卵を泡立てて気泡をつくり、それを一つひとつ手焼きすることで実現できたもの。
出来立ての柔らかい皮の美味しさを味わって欲しいので、お客さまに早く食べてもらえるように一言添えてお渡ししていますの。
沖縄の黒糖は島によって味が異なり、何種類もの黒糖を試した結果たどり着いたのは、沖縄波照間(はてるま)産。
コクがあるのが特徴ですが、1年間冷蔵庫で寝かせることでまろやかなものに仕上げているそうですわ。
餡は、北海道産の小豆を使い3日間丁寧に煮ることにより、食べたときに小豆の皮が口に残らないようにしていますのよ。
小豆も、収穫直後と時間が経ったものでは水分量が違うので、煮る時間などを微妙に調整し、いつも美味しいしっとり餡に仕上がるよう細心の注意を払っているそうですわ。
この小豆を煮る技は、東京の和菓子屋での修行で、新米の職人として最初に教え込まれたこと、夏は体重が5キロ減る重労働ですのよ。
実家に戻り実際餡を作ると、使う機材や材料が違うことから、最初の2〜3年は配合や煮る時間などの試行錯誤を繰り返し、ようやく満足できる味にたどり着いたとおっしゃっていますわ。
手間を惜しまぬこの黒糖どら焼き、一日に作れる数は限られていますの。
東京とはお客さまの価格に対する感覚が違うので、低価格に抑えないとなかなか売れない。
食べてもらえば味の違いは分かってもらえるという自信はあるものの、先ずは食べてもらうために半額で試してもらうなど、定着するまでにはご苦労されたそうですわ。
この黒糖どら焼きの美味しさは次第にお客さまに伝わり、ご進物として利用される方も増えたそうですの。
贈られた方が購入されることも多く、贈った人にも喜ばれているそうですわ。


黒糖どら焼きのほかに、みそ饅頭、酒饅頭、お団子など、先代から作っている定番商品もありますの。
もちろん、お饅頭の皮の柔らかさやこし餡のなめらかさにもこだわっていますわよ。


わたくし、キャメらん、もちろんこの黒糖どら焼きをいただきましたわよ〜。
まぁ〜、なんて美味しい黒糖どら焼きなのでしょう

飯野さん自信作の皮は、ふっくら柔らかいものですわ〜。
甘さは控えめ、だからこそ黒糖のコクがアクセントで活きていますの。
そして、餡は大粒の上質な小豆をしっとり煮てあり、確かに小豆の皮も口に残らず、ふっくら柔らかい皮とのバランスがよいですわ。
えぇ〜、シロガネーゼのわたくし、都内の老舗和菓子店のどら焼きを色々食べましたけれど、飯野屋製菓の黒糖どら焼きは一級品といえますわ〜。
水戸でこんなに美味しいどら焼きに出会えるなんて幸せ

この美味しさは、わたくしのシロカネのお友達に自慢したいですわ〜

今度、シロカネに凱旋する際には、お土産に持っていきますわよ

みそ饅頭も皮が柔らかく、なめらかな餡とのバランスがよい絶品。
日常のおやつによいですわね。

飯野屋製菓
茨城県水戸市堀町1050
TEL:029-221-6156
営業時間:9:00〜19:00
定休日:水曜日
今回の飯野屋製菓の黒糖どら焼きは大金星

これで、みとの美味しいもの探しに気合が入りましたわよ〜

みとのグルメハンターキャメらん、
この後のレポートもお楽しみにね

飯野屋製菓 (和菓子 / 赤塚駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0